boulangerie francaise DONQ

先輩インタビュー 瀬川 洋司

先輩インタビュー 瀬川 洋司先輩インタビュー 瀬川 洋司

INTERVIEW

ストイックな努力の積み重ねが今の自分を形成しているストイックな努力の積み重ねが今の自分を形成している

2000年入社 キャリア

瀬川 洋司

生産技術本部 ディビジョンマネジャー

ドンク青山店で製造チーフとして活躍後、大宮店、池袋店、日本橋店を経て現在は関東エリア店舗の技術指導を担当。2016年にパンのワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」に出場。2018年には国際コンテスト「マスターズ・ドゥ・ラ・ブーランジュリー」のニュートリショナル・ブレッド部門に唯一の日本人として出場を果たした。

01.

世界大会に2度出場し、自分の技術に確信

2015年から東京エリアの技術指導を任され、各店舗の商品クオリティを高めるためのさまざまな施策を行っています。勉強会を開いたり、店舗に出向いて新商品を一緒に開発したり、各店の課題に対してアドバイスをするなど幅広く取り組んでいます。

2016年にはパン業界のワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」に出場のため、いったん現場を離れて大会に専念しました。そのときに個人としての腕を評価されて、パン職人の世界一を決める国際コンテスト「マスターズ・ドゥ・ラ・ブーランジュリー」にも出場が決定したんです。中でも私が出場したニュートリショナル・ブレッド部門の出場資格が与えられるのは世界でわずか6名。その中にただ一人の日本人として参加してきました。

実は私自身、世界大会にそこまでの情熱があったわけではないんです。ただ、自分が若い頃からずっと作り続けてきたパンは本当に美味しいのか、正当に評価してもらえる場がほしかった。大会出場を果たしたことで、ようやく、これまで自分がやってきたことは間違いじゃなかったと確信できて嬉しかったですね。光栄ではありましたが、あくまでもこれは通過点の一つで、ゴールではないと思っています。

02.

厳しさも伝えながらパン業界の活性化に貢献したい

技術指導という立場になった今、最も大事にしているのは、どんな条件の環境でも安定したクオリティのパンを作ることです。水質ひとつにしても地域によって全く異なるので、わずかな差をも敏感に感じ取って微細なアレンジを加えなければなりません。私自身、指導者であるからには、まず自ら率先して100%のクオリティを出さなければと思っています。そうでないと人はついてきませんからね。

パンづくりは常に真剣勝負。あらゆる方向に感覚を研ぎ澄まして取り組まないといけないので、非常に疲れますよ。決して甘くありません。そもそも仕事に楽しいなんてことはないと思うんです。辛くて当たり前。将来のために、今は誰にも負けない努力をし続けることが大事なんです。そうすれば、いつか振り返った時に「あのとき頑張って良かったな」と思えるはず。根性論になってしまいますけど、作り手にはそういうストイックさも必要だと考えています。
世界大会に出て得たことはたくさんあります。海外のパン職人との交流はとても刺激になりましたし、パン業界全体という広い視野に立って物事を考えられるようになりました。

私の目標は、パン業界全体の活性化。いつか日本でもパン食が米食に引けを取らないくらい根づいたらいいなと思っています。あとは後輩の育成ですね。現実の厳しさを教えることも思いやりだと思うので、厳しさを味わった当人として正直に伝えたい。それが誰かの心に響いてくれたら嬉しいですね。

採用選考を希望される方は、
こちらからエントリーください。

ENTRY

PAGE TOP